拡大精密根管治療について

拡大精密根管治療について

拡大精密根管治療

従来の拡大鏡では治療不可の症例で
保険での根管治療では実施不可な内容の根管治療

根管治療とは
  • 歯の神経まで虫歯が到達してしまった
  • 昔神経を取った歯が感染して歯周炎になってしまった

上記の場合、神経が入っている歯の根っこ(根管)の治療が必要になります。
この根管治療こそが歯科治療の中で最も重要で難しい治療です。
システマティックに正確に『質の高い治療』行うことでご自身の歯を長く保つことに繋がります。

症例1

症例1

症例2

症例2

根管治療のステップ

虫歯や細菌のエサになる物質を取り除く 虫歯や細菌のエサになる物質を取り除く
歯の中に入り込んでしまった細菌を薬剤や専用の器具を使って減らす 歯の中に入り込んでしまった細菌を
薬剤や専用の器具を使って減らす
神経の通り道であった部分に薬剤を詰め封鎖する 神経の通り道であった部分に薬剤を詰め封鎖する
詰め物や被せ物をする 詰め物や被せ物をする

こんな方におすすめです

  • 歯を抜かずできるだけ自分の歯を残したい
  • 何回も治療を繰り返したくない
  • 以前の根管治療の際に治療器具が入り込んでしまっている
  • 他医院で治療不可、抜歯だと診断された
  • 治療完了後も何回も腫れや痛みを繰り返す

自費治療と保険内治療の違い

自費治療 保険内治療
時間 基本60分以上 短時間30分以内
レントゲン デンタル・歯科用CT デンタル
治療回数 少ない 多い
視野 マイクロスコープ
(根の先まで見える)
目視 (根の先まで見えない)
根充材 MTAセメント
(緊密に硬化する材料)
ガッターパーチャポイント
(隙間ができることがある)

保険内治療の欠点

  1. マイクロスコープを用いた精密な治療を行えない
  2. CT撮影が行えないため3次元的な診断ができない
  3. 使用する器具や材料に制限がある
  4. 1回の治療にかける時間、治療の回数に制限がある

スギヤマ歯科での「拡大精密根管治療」

  1. マイクロスコープを使用し細部まで拡大精密根管治療を行う
  2. CT撮影を行い3次元的に確認する
  3. ラバーダム防湿法にて感染対策を徹底
  4. 根管内を緊密に封鎖できる最新の薬剤を使用し
    再治療のリスクを減らす
  5. 1回の治療に時間をかけ治療回数を減らし
    不用意な感染リスクを減らす

ラバーダム防湿法

ラバーダム防湿法とは、ゴムのシートに穴を開け金具(クランプ)を歯に固定し治療する歯だけを露出させるゴムのマスクのようなものです。

ラバーダム防湿法
ラバーダム防湿法のメリット ラバーダム防湿法のデメリット
  • 唾液による感染を防ぐ
  • 無菌処置
  • 術野の明示
  • 防湿
  • 洗浄液や薬品を誤飲防止
  • 顎が弱い方
  • 口が開かない方
  • 鼻呼吸が困難の方
  • 上記に当てはまる方

注意事項

  1. 状態によってはすでに周囲組織の炎症が重篤で骨吸収の範囲が広くこの処置を行えない
  2. この処置をしても改善しない
  3. この処置を行い一時的に改善されても、かみ合わせや日常の使用により症状が再発する

上記のケースもあります。
当院では術前診査にて治療可能か否かの判断をしてから治療を行います。
詳細はスタッフまでお気軽にお尋ねください。
わかりやすい資料を用いてご説明させていただきます。